今年、50歳になりました。
44歳で出産した娘は、今5歳。
子育ては、まだまだ真っ最中です。
そんな私は今、週4日のパートで働きながら、ブログを書いたり、これまでの経験を生かした住宅関係の仕事を個人で請け負ったりしています。
でも、最初からこんな働き方を目指していたわけではありません。
出産後、フルタイムで働き始めてから、時短パート、在宅勤務、そして今の職場へ。
その時々の状況に合わせて、何度も働き方を変えてきました。
40代、50代になると、
「今から新しいことを始めるのは難しい」
「子育てもあるし、収入のことも考えないと」
そんなふうに感じることもあると思います。
私自身も、思うようにいかないことの連続でした。
今日は、子育てをしながら働き方を変えてきた5年間と、50歳の今、感じていることを書いてみようと思います。
働き方を変えたいと思った、ワーママ1年目
結婚前までは、自分のやりたい仕事を選んで働いてきました。
ただ、以前の職場では、責任や仕事の負担が大きくなりすぎて、疲れ切ってしまった経験もあります。
結婚後、引っ越しを機に仕事を変えたときは、妊娠・出産を希望していたこともあり、契約や勤務時間が明確な派遣社員という働き方を選びました。
そして44歳で出産。
娘が保育園に入園したときは、利用条件の関係もあり、フルタイムで働くことに。
ここから、私の働き方に対する考え方が大きく変わっていきました。
夫と同じように働いているのに、保育園の準備も、送迎も、家事も育児も、ほとんど私。
朝から晩まで時間に追われて、毎日を何とか回していました。
夫と何度も話し合ったけれど、なかなか伝わらない。
仕事や家事の量も大変だったけれど、それ以上につらかったのは、
「どうして分かってもらえないんだろう」
という気持ちだったように思います。
気力だけで立っているような毎日。
あるとき、
「このままでは、私が壊れる」
そう感じました。
しかも、保育園に入るための条件を優先して選んだ仕事は、もともと興味のある分野ではありませんでした。
半年ほど経って仕事には慣れてきたものの、どうしても興味を持てずにいました。
「私は、いつまで興味のない仕事を続けるんだろう」
仕事中にふとそう考えた瞬間、ゾッとしたのを覚えています。
このままの働き方を続けるのは難しい。
そう思って、仕事を変えることにしました。
フルタイムを手放し、その時の私に合う働き方へ
「やってみたい」と思えた時短パートへの転職
次の仕事を探すとき、初めは在宅勤務を考えていました。
そんな中、求人サイトで見つけたのが、自宅から電車で10分ほどの場所にある会社の仕事。
以前から好きだった分野で、持っている資格やこれまでの経験も生かせそうでした。
仕事内容は、事務や対人業務、WordPressを使ったホームページの更新など。
求人を見つけたとき、
モコこれ、やってみたい!
久しぶりにワクワクしたんです。
一方で、小規模な会社で直接雇用されることには、過去の経験から少し不安もありました。
それでも、興味のある仕事に挑戦してみたい気持ちが勝ち、週4日・1日5時間のパートとして働くことになりました。
転職後は、保育園のお迎え時間が早くなり、娘と過ごせる時間も増えました。
体力的にも、以前より余裕ができたと思います。
そして、この職場では、さまざまな働き方をしている人たちと出会いました。
「自分業」や「複業」という言葉を知ったのも、この頃。
チャットツールやSNS運用、Canvaなど、今の個人事業につながるものにも触れることができました。
ただ、働き続けるうちに、別の問題が出てきたんですよね。
代表のペースに合わせて仕事を進める環境で、効率よく動いても残業が続き、家に仕事を持ち帰ることも。
気づけば、また心も身体も疲れていました。
そんな頃、娘の登園渋りもひどくなっていったんです。
娘の登園渋りをきっかけに、在宅勤務へ
当時、娘が特に不安に感じていたのは、
「ママが仕事で忙しくて、約束の時間にお迎えに来られないかもしれない」
ということでした。
その不安を少しでも減らしたい。
娘が保育園に行けない日でも、仕事ができるようにしたい。
そして、私自身の負担も減らしたい。
そう考えて、在宅勤務 を検討しました。
ちょうど同じタイミングで、パート先からも、家でできる仕事だけ在宅勤務に切り替えてみないか、という提案があったんです。
そこで、週3日は在宅、週1日は通勤する働き方に変更することにしました。
娘の登園渋りがひどい時期だったので、在宅勤務に助けられたこともありました。
でも、職場そのものが変わったわけではありません。
仕事の負担や進め方について、根本的な問題は残ったまま。
それに、私が家で仕事をしていることで、娘がかえって保育園に行きたがらなくなることもありました。



在宅勤務にすれば、すべてがうまくいくわけではないんだな…
そう感じて、最終的に退職を決めました。
ノートに書き出して気づいた、私の働き方の軸
次の仕事探しは、思っていた以上に難航しました。
当初の希望は、在宅勤務で週3〜4日、扶養の範囲内で働くこと。
通勤するなら、自宅の近くで、家庭と両立できる時間帯がいい。
でも、なかなか条件に合う仕事が見つかりませんでした。
そこで一度、ノートに書き出してみることにしたんです。
「過去に働きやすいと感じた仕事の環境は?」
「今の自分が譲れない条件は?」
思いつくままに書いていくと、勤務日数や時間だけではない、私が大切にしたいことが見えてきました。
- 契約内容や勤務時間が守られること
- 自分で仕事の進め方を調整できること
- 落ち着いた環境で、集中して働けること
- 信頼できる人たちと、お互い様の気持ちで働けること
- 自分の時間や労力を大切にしてもらえること
そして気づいたんです。
私が本当に求めていたのは、
「在宅勤務」という形そのものではなく、「自分が心地よく働ける環境」だったんだ。
もちろん、在宅勤務への希望がなくなったわけではありません。
でも、通勤でも自分の大切な条件が満たされるなら、それもいい。
そう考えられるようになりました。
不思議なことに、その軸を整理して間もなく、今のパート先の求人を見つけました。
自宅から自転車で5分。
これまでの経験を生かせる仕事内容で、落ち着いた職場環境。
自分でスケジュールを調整しながら仕事を進められるところも、私に合っていました。
見つけたときは、
「これ、私が探していた仕事かも!」
と、またワクワクしました。
もちろん、今の職場にも課題はあります。
在宅勤務はできないので、娘が登園できない日は仕事を休まなければなりません。
それでも、以前と比べて、安心して働ける環境になったと感じています。
「どう働く?」から「何を仕事にしたい?」へ
働き方を変えてきた中で、もうひとつ、私の中に生まれた変化があります。
それは、



これからは、今までの経験や知識を生かして、誰かの役に立てる仕事がしたい!
と思うようになったことです。
きっかけのひとつは、ワーママ2年目のお正月。
義母からインテリアについて相談されたことでした。
私は以前、住まいに関わる仕事を15年間してきました。
自分にとっては当たり前になっていた知識も、誰かの役に立つことがある。
そんなことを改めて感じたんです。
また、前職のパート先では、会社に勤める以外にも、いろいろな働き方があることを知りました。
それまで個人事業には特に興味がなかった私ですが、少しずつ関心が広がっていきました。
その後、自分の仕事をつくることを学ぶオンライン講座を受講。
そこで、高齢出産や子育ての経験を生かして、同じようなママの相談に乗るサービスを考えてみては、と提案されたんです。
自分の経験を生かして、誰かの役に立てる仕事ができるかもしれない。
そう考えて、自分業としてサービスを販売することを目指し始めました。
でも、サービスを知ってもらう前に、まずは「どんな人がやっているのか」を知ってもらうことが大切。
そう思って、最初にXで発信を始め、その後、アメブロでも自分の経験や思いを綴るようになりました。
自分の仕事をつくるために始めた発信が、少しずつ、今のブログにもつながっています。
50歳。「自分の仕事」が少しずつ形になってきた
そして今年、50歳になった2月の誕生日に、開業届を提出しました。
実は、もっと収入が増えてから開業しようと思っていました。
でも、住宅関係の業務委託の仕事を受けるにあたり、開業届が必要になったことがきっかけで、
「それなら、今がタイミングなのかもしれない!」
と思ったんですよね。
3月には、WordPressでこのブログ「あわいの時間」をスタート。
アメブロで書いてきた高齢出産や子育ての経験に加えて、50代のこれからについても、自分の言葉で綴る場所をつくりました。
住宅関係の業務委託の仕事も、少しずつ動き始めています。
一方で、パートの仕事も続けています。
今年は、1か月の勤務時間は変えずに、週3日から週4日へ勤務日数と時間の組み方を変更しました。
週3日は午前中だけの勤務にして、午後の時間を使えるように。
その時間にブログを書いたり、自分業につながることを学んだり。
パートの仕事で安定した収入を得ながら、少しずつ未来の仕事を育てる時間もつくる。
今は、そんな働き方をしています。
50歳になって始めたこともありますが、何もかもゼロからのスタートではありませんでした。
WordPressは以前の職場でホームページの更新に使っていたものの、自分でサイトを一からつくるのは今回が初めて。
分からないことを調べながら、少しずつ「あわいの時間」を形にしてきました。
個人事業の経理も同じです。
会計ソフトを使うのは初めてでしたが、以前、住宅業界で営業事務をしていた頃には、経理に関わる仕事を経験し、簿記の資格も取得していました。
当時学んだことが、今になって役に立っています。
新しく覚えることもあるけれど、これまでの経験があるからこそ、取り組めていることもある。
- 住宅やインテリアの仕事で積み重ねてきた知識は、今の業務委託に。
- 44歳での出産や、子育てに悩んできた経験は、ブログでの発信に。
- 以前の職場で出会った人たちや、新しく学んだことも、今の活動につながっています。
つらくて辞めた仕事もあったし、遠回りしたように感じたこともあります。
でも、そのときは思いもしなかった経験が、今になって役に立っている。
これまでやってきたことは、決して無駄ではなかったんだな。
50歳になった今、そんなことを改めて感じています。
働き方を変えるために、全部を変えなくてもよかった
振り返ってみると、働き方を変えるために、転職や退職といった大きな決断をしたこともありました。
フルタイムから時短パートへ。
通勤から在宅勤務へ。
そして、また通勤するパートへ。
その時々で、家族の状況も、自分が大切にしたいことも変わってきました。
でも、働き方を変える方法は、転職や退職だけではありませんでした。
今は、パートの仕事を続けながら、勤務日数や時間の組み方を調整し、自分の仕事を育てる時間もつくっています。
🌿 働く時間を変える。
🌿 自分が大切にしたい条件を整理する。
🌿 今までの経験を生かして、小さく新しいことを始めてみる。
全部を変えなくても、今の自分に合う働き方へ少しずつ近づいていける。
そんなことを、これまでの経験から感じています。
🌿 あわせて読みたい
50歳になって感じた、子育てと自分のこれからについては、こちらの記事にも綴っています。
▶子育てしながら、自分の人生も育てていく|50歳の今、思うことはこちら
おわりに| 50歳、働き方はまだまだ選び直せる
50歳になった今も、私の働き方は完成形ではありません。
子育ての状況も変わっていくし、これから自分がやってみたいことも、きっと変わっていくと思います。
結婚前の私は、自分がやりたい仕事を選んで働いていました。
出産後は、子育てと仕事の両立に精いっぱいで、自分のことを後回しにすることも多かった。
でも今は、家庭との両立も、自分が心地よく働けることも、やってみたい仕事も。
どれかひとつだけではなく、少しずつ大切にしていきたいと思っています。
もちろん、思いどおりにいかないこともあります。
それでも、その時々の自分に合う形を探して、また選び直せばいい。
無理せず、焦らず、自分のペースで。
何歳からでも、人生はまだまだ育っていくし、働き方だって選び直せる。
🌿 はじめての方へ
このブログでは、
高齢出産や子育ての中で感じた揺れを、
静かに綴っています。
まずはこちらの記事からどうぞ。
▶ 高齢初産の不安の正体|44歳で初産を迎えた私が感じたリアル
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