妊娠が分かったとき、うれしい気持ちと同時に悩んだことのひとつが、
「職場には、いつ伝えたらいいんだろう」
ということでした。
よく耳にするのは、「安定期に入ってから」というタイミング。
でも、妊娠初期は体調が変わりやすく、仕事の内容によっては、それまで何も伝えずに働き続けるのが難しいこともあります。
私自身、これまで3回の妊娠を経験しました。
そのうち1回目と、娘を出産した3回目の妊娠では、どちらも安定期を迎える前に職場へ報告しています。
1回目は 妊娠7週頃。
3回目は 妊娠9週頃 でした。
モコまだ早いかな
そんな迷いはありました。
それでも早めに伝えたのは、それぞれに理由がありました。
今回は、私が実際に職場へ妊娠を報告したタイミングや伝え方、そのとき感じていたことを振り返ります。
今、職場への妊娠報告をいつ、どう伝えようか迷っている方の、ひとつの体験談として参考になればうれしいです。
「安定期まで待ちたい」と思っていた
妊娠したことを、いつ職場へ伝えるか。
私にとって、それは簡単に決められることではありませんでした。
できることなら、安定期に入るまでは待ちたい。
そう思っていたのは、妊娠初期はまだ何があるか分からない時期だと感じていたからです。
私自身、3回の妊娠を経験し、そのうち2回は流産しています。
だからこそ、
「妊娠したからといって、無事に出産までたどり着けるとは限らない」
という思いが、いつも心のどこかにありました。
できるだけ早く職場に伝えた方がいいのか。
それとも、もう少し待った方がいいのか。
仕事のことを考える気持ちと、自分の心を守りたい気持ち。
その間で揺れていました。
1回目の妊娠|長時間労働が心配で、7週頃に報告
1回目の妊娠のとき、私は住宅業界で正社員として働いていました。
当時は長時間労働が続いていて、帰宅するのは日付が変わる直前。
終電になる日もありました。
妊娠が分かったとき、真っ先に思ったのが、
「この働き方を、このまま続けても大丈夫なんだろうか」
ということでした。
心配になって、産婦人科の先生にも相談しました。
自分でいろいろ調べるなかで、「母健連絡カード(母性健康管理指導事項連絡カード)」というものがあることを知っていたからです。
母健連絡カードは、妊娠中の体調などについて医師から受けた指導内容を、職場に伝えるためのものです。
必要に応じて、勤務時間の短縮や休憩などの措置を職場に申し出る際に使われます。
▶詳しく確認したい人はこちら
ところが、そのとき先生から言われたのは、



夜勤をしている看護師さんもいるくらいだから、大丈夫ですよ
という言葉でした。
でも、私が心配していたのは「夜に働くこと」そのものではなかったんです。
毎日のように長時間労働が続いていること。
その働き方を妊娠中も続けていいのかが、不安だったんです。
それでも当時の私は、それ以上強く先生に伝えることができませんでした。
一方で、職場への報告を安定期まで待つことにも不安があったんですよね。
悩んだ末、私は妊娠7週頃に上司へ報告することにしたんです。
3回目の妊娠|最初は安定期まで待つつもりだった
娘を出産した3回目の妊娠では、状況が少し違いました。
当時の私は派遣社員として働いていて、残業もほとんどなく、働きやすい環境でした。
なので最初は、



今回は安定期まで職場への報告を待とうかな
と思っていたんです。
ところが、妊娠が分かった翌週くらいから、つわりや体調不良が始まりました。
さらに、翌月から部署内の業務が増えて忙しくなるという話も出てきたんです。
「このまま何も伝えずに働くのは難しいかもしれない」
そう考えて、今回は妊娠9週頃に報告することにしました。
まず伝えたのは、現場を管理していたチームリーダー。
その後、派遣会社の営業担当にも妊娠を伝えました。
早めに伝えたことで、周りに頼りやすくなった
結果的に、3回目の妊娠では、
早めに伝えておいてよかった
と感じています。
妊娠を報告したあと、チームリーダーから部署内にも情報を共有してもらったことで、周囲の人たちも私の体調を気遣ってくれるようになりました。
ちょうどその頃は、新型コロナウイルスの感染が広がり始めた時期だったんです。
私が妊娠中だと知った同僚たちが、マスクや消毒などをより意識してくれるようになったことを覚えています。
妊娠したことを早い時期に伝えるのは、私にとって勇気のいることでした。
でも、伝えたことで、
「自分ひとりで何とかしなくてもいい」
と思えるようになった部分もありました。
私はまずメールで「話す時間」をお願いした
では、実際にどうやって妊娠を伝えたのか。
私はいきなり仕事中に、
「妊娠しました」
と伝えたわけではありません。
3回目の妊娠では、まずチームリーダーにメールで、
「妊娠したことをご報告したいので、お時間をいただけますか?」
と連絡し、話す時間を作ってもらいました。
その後、場所を変えて直接、妊娠したことや現在の状況を伝えました。
妊娠というプライベートなことだからこそ、周りに人がいる場所ではなく、落ち着いて話せる時間を作ってもらえたのはよかったと思っています。
3回目の妊娠では、同僚への報告は私から一人ひとりにするのではなく、チームリーダーから共有してもらいました。
誰に、どこまで伝えるのか。
このあたりも自分だけで抱えず、最初に報告した相手と相談して決めると、気持ちの負担を減らせるかもしれません。
妊娠報告と一緒に、これからの働き方も伝えた
妊娠を報告するときには、妊娠したことだけでなく、
「これから仕事をどうしていきたいのか」
についても伝えました。
私は仕事を続けるつもりだったので、その意思もチームリーダーに伝えました。
妊娠を報告する際、
- 今後も仕事を続けるのか
- 産休・育休を取得するのか
という点も、職場にとっては今後の働き方を考えるうえで必要な情報だったと思います。
私の場合は、早めに報告したことで、産休や育休の手続きについての資料も早い段階で用意してもらうことができました。
妊娠中は、思っていた以上に体調が安定しないもの。
私自身、さまざまなマイナートラブルがあり、「やらなきゃ」と思っていても、思うように動けない日がありました。
だからこそ、体調のいいときに少しずつ準備できるように、早めに手続きの流れを知ることができたのは助かりました。
その後、産休が近づくにつれて始まったのが、仕事の引き継ぎでした。
産休前の引き継ぎで感じたことは、こちらの記事にまとめています。
▶産休まであと2ヶ月。引き継ぎが全然進まなかった私の体験談
「何週で報告するか」だけが答えではなかった
1回目は、長時間労働への不安から妊娠7週頃。
3回目は、つわりとこれから忙しくなる仕事の状況を考えて妊娠9週頃。
私の場合、どちらも安定期を待たずに職場へ報告しました。
でも、だからといって、
「妊娠したら早く報告した方がいい」
と伝えたいわけではありません。
体調も、仕事内容も、職場の環境も、人それぞれです。
そして、妊娠したことをどのタイミングで人に伝えられるかという気持ちも、一人ひとり違うと思います。
私自身、流産を経験していたからこそ、早い段階で妊娠を伝えることには怖さもありました。
それでも仕事の状況を考えたとき、
「何週で報告するか」だけではなく、
「今の私が安心して働くためには、誰に伝えておいた方がいいだろう」
と考えることが、自分には合っていました。
まとめ|自分が無理をしすぎずに働くための『報告』でもあった
職場への妊娠報告。
いつ伝えるのが正解なのか、私もずいぶん迷いました。
できれば、もう少し待ちたい。
でも、仕事のことを考えると伝えた方がいいかもしれない。
そんなふうに、気持ちが揺れることもあると思います。
私の場合は、1回目も3回目も、そのときの体調や働き方を考えて、安定期より前に伝えることを選びました。
振り返ってみると、職場への妊娠報告は、
職場のためだけにするものではなく、自分自身が無理をしすぎずに働くためのものでもあった
ように思います。
何週になったら、と数字だけで決めなくてもいい。
自分の体調、仕事内容、そして今の気持ち。
それぞれを見ながら、自分に合ったタイミングを選んでいいのだと思います。
あの頃の私のように、
「まだ言いたくない。でも、仕事のことも心配」
と迷っている方へ。



この体験がひとつの参考になればうれしいです。
🌿 はじめての方へ
このブログでは、
高齢出産や子育ての中で感じた揺れを、
静かに綴っています。
まずはこちらの記事からどうぞ。
▶ 高齢初産の不安の正体|44歳で初産を迎えた私が感じたリアル
▶ プロフィールはこちら









コメント