はじめての出産が、まさか緊急帝王切開になるなんて…
しかも私は40代の高齢出産。
出産前に想像していた「ふつうのお産」とは、
まったく違う現実がいきなり目の前にやってきました。
手術そのものの不安も大きかったですが、術後に直面したのは、
思うように動けない体
ゆっくりすぎる回復
そして、帝王切開の傷跡との向き合い方でした。
帝王切開って、実際どんな感じなんだろう。
痛みや回復、傷跡のことが不安で、
検索してここにたどり着いた方もいるかもしれません。
この記事では、
- 緊急帝王切開になった出産の流れ
- 術後のリアルな回復過程
- 傷跡ケアの体験
- そして5年経った今感じていること
を、正直に書いてみたいと思います。
これから帝王切開を控えている方や、
術後の回復に不安を感じている方の、
少しでも参考になれば嬉しいです。
帝王切開の傷跡ケアや術後の回復について、
実際の体験をもとにまとめました。
緊急帝王切開の体験談|大量出血とICUでの産後
私の出産は、
思い描いていたものとはまったく違う流れになりました。
緊急帝王切開
↓
大量出血
↓
総合病院へ緊急搬送
術後は丸1日、集中治療室(ICU)。
2日目からは産科病棟内のICUで過ごし、娘とは3日間別々の病院でした。
「出産したらすぐ抱っこできる」
そんなふうに思っていたのに、現実はまず自分の命を立て直すこと。
点滴や管だらけの体で天井を見つめながら
モコ娘、今なにしてるかな…
と想像するしかありませんでした。
そして3日目。
やっと娘が私の病室に運ばれてきた瞬間、
胸の奥がじんわり温かくなりました。
ほっとして、嬉しくて、ただただ可愛かった。
その瞬間の気持ちは、今でもはっきり覚えています。
帝王切開後の回復|痛みと体の変化
大量出血もあったため、回復はかなりゆっくりでした。
術後3日目、やっとベッドの縁に腰掛けられた私に
助産師さんが言ってくれた言葉があります。



2回お腹を切っているんだから、それだけで十分ですよ。
その言葉を聞いたとき、初めて肩の力が抜けました。
それまでは、
「早く回復しないと」
「赤ちゃんのお世話をしないと」
そんな思いでいっぱいだったからです。
管が一本抜けるたびに「体が戻っていくんだ」という安心感もありましたが、
4日目には
「この痛み、本当に乗り越えられるのかな…」
と思うほど、お腹がズキズキ。
助産師さんに
「まずは赤ちゃんを自分で抱き上げて
ベッドに乗せられるようになることを目標にしましょう」
と言われたときは、正直、遠い目になりました。
でもその小さな目標が、回復の支えにもなったんです。
帝王切開後の授乳|体は傷の回復を優先していた
ありがたいことに、母乳は術後すぐからにじんでいたようで、
助産師さんから「出てるよ」と言われていました。
ただ同時に、こんな言葉も掛けられたんです。
「手術の傷を治すほうを体が優先するから、母乳が安定するのは1ヶ月以上先かも」
その言葉を聞いて、
「出るのかな?」と焦りかけていた気持ちがすっと軽くなりました。
体はちゃんと優先順位を決めて、回復しようとしていたんだと思います。
帝王切開の傷跡ケアを始めた理由
傷のことを意識し始めたのは、術後3日目くらいでした。
というのも、私は傷跡をできるだけ残したくなかったんです。
その理由は2つありました。
- 以前、甲状腺の手術で首を切った経験があること
- 母も帝王切開で私を産んでいて、その傷を見て育ったこと
この2つの記憶があって、
「どうにかきれいに治したい」という気持ちが強くありました。
でも実際にケアを始めてみると、
- テープがかゆい
- お風呂で剥がれる
- 肌が赤くなる
敏感肌の私は、合う方法を見つけるまでかなり試行錯誤しました。
帝王切開の傷跡ケア|敏感肌の私が続けたこと
まずは、入院中に病院で購入した、
スリーエムのロールタイプのテープを使用することに。
退院後もそのまま継続して、
- お風呂上がりに貼り替える
- 貼り替える前に皮膚科の軟膏を塗る
という方法に落ち着きました。
産後にネットで見つけた「1週間貼り替え不要」のテープ。
- 長持ちする
- 肌にやさしい
- 貼り替えは1週間程度
という魅力がたくさん書かれていて、
「これは神アイテムかも!」と期待して購入しましたが、私には合わなくて…
お風呂上がりに端が剥がれたり、
中途半端にめくれてしまったりして逆に気になってしまったからです。
期待していただけにショックでしたが、
結果的に、毎日貼り替える方法がいちばん安心できるケアでした。
結局、それから半年ほどはロールテープを毎日貼り替える生活に戻ったんです。
テープを外すと、逆に“こわかった”
産後の検診で、手術跡の痒みを先生に相談したとき、
「テープを外してみてもいいですよ」と言われたんです。
一度外して過ごしてみたものの…
- 傷が“動く”ような感覚で痛い
- 赤みが広がったように見えて不安
- ケロイドになるのでは…と怖くなる
結局、私は再びテープ生活へ戻ることに。
敏感肌の私にとっては、
“テープをしているほうが安心”という気持ちの方が強かったんだと思います。
帝王切開の傷跡は5年後どうなった?
出産から5年が経った今、傷跡はかなり薄くなりました。
長さは約8cm。
触らないと分からない程度ですが、
雨の日や気圧の変化がある日は少しシクシクすることがあります。
いわゆる“古傷”のような感覚。
でも今、この傷を見るたびに思うのは
「この傷のおかげで、娘に会えた」ということ。
あのときの痛みや不安よりも、
娘と過ごした5年間の時間のほうがずっと大きくなりました。
まとめ
敏感肌だったからこその悩みや試行錯誤はありましたが、
振り返ると「続けられた理由」も「5年かけて見えてきた変化」も、
全部私の大事な経験になっています。
もし今は不安でいっぱいでも、
時間と一緒に、気持ちも少しずつ変わっていくかも知れません。
出産の形は人それぞれ。
どんな出産でも、命を迎えたことに変わりはありません。
私にとって帝王切開は、人生の大きな出来事のひとつでした。
もし今、帝王切開を控えて不安な方や、
傷跡に複雑な気持ちを抱えている方がいたら。



私の体験が、少しでも安心やヒントにつながれば嬉しいです。
🌿 はじめての方へ
このブログでは、
高齢出産や子育ての中で感じた揺れを、
静かに綴っています。
まずはこちらの記事からどうぞ。
▶ 高齢初産の不安の正体|44歳で初産を迎えた私が感じたリアル
▶ プロフィールはこちら



コメント